BOOK LIST
発売書籍一覧
これまでに謎降舎(旧・浅夢堂)から発行した書籍の一覧です。
恋愛興味対象外
著・西月紀史
本文より一部抜粋。
「恋愛に興味がない、興味を持ったことがない人…も存在している。
一生涯、恋をしない・恋に興味がない人間も一定数この世には存在しているのだ。
恋愛が興味の対象外だと言う人間の存在について」のあれこれ。
彼らは、どんな思考をしているのか。どう扱われたいのか。どう扱ったら良いのか…などについての小文。
お迎えが来るまでは
著・御木時
短編小説2編。
愛する人が死んでしまった。とても会いに行きたい。
どうすれば会える?
自殺したら会いに行ける?
そんな愛する人を失ったことがある人なら誰でも一度は考えたことがある疑問についてラジオ番組の中で体験談を語ります。
第一刷にはおまけとして「老想~閉生涯~」を収録。
閉じてゆく時間の中で老女が想うことは…
懐かしい物
著・九座
写真集。
あとがきより抜粋。
『この写真集に使っている写真のうち前半の写真は、POCKET DIGITAL CAMERA「COSMIC SQ70」で写した写真です。』
『この写真集は、心惹かれたものや目を引いた景色などを撮りためた中から、どこか懐かしさを感じさせる物や景色を集めてみました。』
黄金の砂漠
著・御木時
生物学~この不思議なる神学~シリーズのうちの短編3作品を収録。
研究室で研究を続ける変わり者の友人を訪ねてみると、毎回変な研究をしている。今回は…「黄金の砂漠」。
ひとつぶのカカオが巡り巡ってやがて…「生命の継続性」。
地盤沈下が起こる仕組みを変わり者の友人と討論…「地下崩壊の仕組み」。
流砂によって行方知れずとなった王国を救うために、旅を続ける男の物語「流砂の王国」も収録。
たまごの子供たち
著・御木時
遠い異国からのその留学生は「君は僕よりも新しい世代の人間だ」と言う。
僕たちは同じ学年、同じ年齢なのに。
その理由は、彼の説明によると彼の国で過去に起きた大事故のせいだと言う。
それはどんな事故で、その後、どんなできごとが彼の国で起こったのか…?
スケッチとアイスティーの夏
著・御木時
一冊のクロッキーブックと0・5ミリのペン一本。
ひたすら一日中スケッチをして、疲れたら少し休み、汗を拭き、氷の入ったシロップ入りの甘いアイスティーを飲んで乾きと疲れをほんの少しやわらげたら、また描き続ける。
誰に強制された訳でもないのに、来る日も来る日もその繰り返しで紙が無くなるまで絵を描き続けたあの夏休み。
スケッチ旅行にも美術館巡りにも行かず、だた絵を描き続けた日々。
片道バス
著・塔上月扉
お気に入りの青色のノートや手帳に、気になったことを書くのは大好きな朝生(あさお)は小学四年生。
季節外れの転校生も来るらしい。
ある日、数字が朝一つしか書かれていないバス停の時刻表を見つけて興味を持つ。
え? 朝しかバスが来ないの? 夕方帰ってこられないじゃん。
このバスは、どういうこと? 片道しかないの?
さっそくノートに疑問をメモして、調べに行く・・・と、行きたいところだけれど、人目を気にして、なかなか行動できない。変な奴と思われたくないし、校則は守らなきゃいけないし、両親には許可をもらわなきゃならないし、自由に行動できなくてもどかしい。
はやく自由に何でもできる大人になりたい。
不思議な街へ 胡桃割り館蔵書1
著・胡桃割り館蔵書
架空旅行専門書店の本を読みたいあなたに。短編集です。
「街」
その街の道は人を導くためではなく、迷わすために存在していた。今は、もう行くことのできない不思議な造りの街をご紹介。
「十字架の街」
離れて暮らす友人同士が、お互いに訪れた街の様子を、手紙で報告しあいます。今回は古き中世の決闘法が残る歴史ある街を訪れた友人の物語です。
「馬車から見たその街の第一印象は、教会の街といった風景であった」
他8作品を収録。
策謀と狂気と陰謀と 胡桃割り館蔵書2
著・胡桃割り館蔵書
ダークな味わいがお好みのあなたに贈る短編集です。
「煙 ~地下室に秘められた少女の秘密~」
入り組んだ迷路のような街の薄暗い地下室で水煙草を吸う不思議な男のもとに少女は毎日通い続ける。なぜ少女は男のもとへ通い続けているのか。誰にも言えない少女の秘密のためなのであった。
「封印聖遺物 ~悪魔の陰謀~」
悪魔を倒せる力を持つ勇者。悪魔にとっては邪魔でしかたがない勇者を、そして勇者の使う聖なる力を持つ武器を『完全に』封印して見せてごらんにいれますと、蝶の仮面をつけた悪魔の貴族が魔王に約束する。果たして悪魔は、いかなる陰謀で勇者を陥れるのか?
他8作品を収録。
探偵と相棒の物語 胡桃割り館蔵書3
著・胡桃割り館蔵書
架空旅行専門書店の本を読みたいあなたに。
「白い石庭の秘密 (ユリ・シリーズ)」
休暇に京都へやってきたユリたち。いつものごとく事件にはまきこまれないのだが、会話の成り行きで、ちょっとした謎解きをすることに。竜安寺の石庭の謎を解く。
これは同居人にユリと呼ばれている由良由利(ゆら・よしゆき)と藍色の目をした同居人が遭遇するミステリィ本編の番外編シリーズで、主に二人の日常のようすを書いています。
「彼のミステリーの楽しみ方 (ユリ・シリーズ)」
ある日、ユリは友人兼同居人が、また同じ本を読んでいることに気づいた。「どうして、何度も同じ本を、しかもミステリーを読むんだ?」
ユリの疑問に、友人は……。
他4作品を収録。
少年たちの冒険 胡桃割り館蔵書4
著・胡桃割り館蔵書
「銀色ルーペ (少年図鑑シリィズ1)」
少年たちの世界には、不可思議がたくさん存在している。小さな冒険、ささやかな収集物、とっても重要な友情、たくさんの大好きなお気に入りたち。まずは、曽祖父の形見である銀色の洒落たルーペ(拡大鏡)をめぐる物語をご紹介します。
図書館の地下展示室で見かけた街の地図に秘められた謎とは? 文都と砂流の冒険が始まります。少年冒険物。
「夏期学校 (少年図鑑シリィズ2)」
夏休みが初まり、文都と砂流は、夏の休暇を思う存分に楽しもうと、いろいろな予定を立てて、楽しい休日を期待していた。予定通りに充実した楽しい時間がすぎてゆき、臨海学校に出かけたのだが、二人の間にちょっとした邪魔が入り、約束していた花火も一緒にできず、すれ違ってしまう。
そんな時、一人で海岸を散策していた文都は洞窟を見つける。そこで出 会ったのは……。一方、砂流も……。
他3作品を収録。
その他の冒険 胡桃割り館蔵書5
著・胡桃割り館蔵書
「天下(てんのもと)では彼にしか贈れぬ物」
~織田信長と森蘭丸の物語~
今回は、失われた歴史書を扱う「青雲堂」の本をご紹介します。戦国時代に生きた森蘭丸の弟で、唯一僧侶となったために生き残った竹丸が執筆したと伝えられているものをご紹介します。
織田信長と本願寺との戦いは、日に日に悪化してゆく。本願寺の信者である母を持つ森蘭丸兄弟は、孤立していた。だが逃げ場はない。そんな中、和解が成立した。しかし誰も、信長が本気で和解しようとしているとは思わない。そんな時、信長が森蘭丸に贈った、人々を仰天させた物とは?
他3作品を収録。
アポロンは東を向く
著・塔上月扉
期待に胸を膨らませて大学に入学し、大学寮に入寮するアルフォード。
二人部屋を運良く一人で使えると思っていたら、ギリギリにやってきた留学生のシドと同室になってしまう。
大学ではやりたいことがたくさんあるから、留学生の面倒なんてまっぴらだと素っ気なく接する。アルフォードに遠慮して、はっきりと物をいわない留学生にいらついてしまう毎日。
だが、留学生に友人ができたり、部屋をたずねてくる学生たちの姿を目にするうちに、次第に気になってくる。絵が好きだという共通点も見つけた。今までいらついていた誤解も、一つずつ解けてゆく。
たった一人で異国に勉強をしに来ているのだから、心細いだろう。せめて俺が面倒を見てやらなきゃな。そんなふうに思えてくる。
そして自分でも気づかぬまま、次第に心は……。
主従の天秤 (18禁BL)
著・塔上月扉
「アポロンは東を向く」番外編。
メイソン・ムーアは、不動産王である父親が与えた奨学金と生活費を餌に、タイラー・コリンズを入学以来ずっと使用人の一人としてこき使ってきた。
横柄で高圧的で残虐な性格のメイソン・ムーアから、使用人としてだけではなく、辱めも受け続けて一年以上が経過していた。
屈辱的な日々を送るタイラー・コリンズの自尊心は傷つけられ、打ち砕かれ、とうとう自暴自棄を起こしてしまう。
もう限界だ。大学も退学して、輝かしい人生も諦める。だがその前に、こいつに仕返しをしてやる。
そう決意したタイラー・コリンズの取った手段とは?
湖畔ホテルの少年
著・塔上月扉
村はずれの静かな湖のほとりに、いつも白い霧をまとわりつかせている洋館ホテルの存在は、村の少年たちにとっては、足を踏み入れることができないゆえに、惹きつけられる存在だった。
夏の間だけ開業する白亜のホテル。
その夏、僕は一人きりでホテルに探検に出かけた。
ホテルの庭園をさまよっている時、一人の少年と出会う。
こんな田舎のホテルに子供がいるんだと、僕は意外に思うが、少年に案内されて、とうとうホテルの中へ入る。
少年はホテルの宿泊者らしいのだが……?
忠誠の騎士
著・塔上月扉
ケーキ屋でバイト中に出会った野ノ宮秋都さん。なぜか気になり、彼を見ていると、ひとり言を言ったり、誰もいないのに誰かと話しているような不思議な彼。
だけど優しい彼に惹かれてゆく。こっそり彼を見ていたら、どこからか口の悪い男の声が聞こえてきた。
私が問い詰めると、彼はしぶしぶ答えた。
「彼は『いる』んです。私と一緒に。そうとしか言いようがないんです」と。
彼? 彼って何? どこにいるの? 姿は見えないのに。二重人格なの? 幽霊なの? それとも守護霊? 妄想?
これが私と二人との出会いだった。
彼と一緒にいる男の正体は一体何なのだろう。
生きている死者
著・塔上月扉
病気で寝たきりの義妹のわがままは日々ひどくなってゆく。
面倒を見るのは義妹の兄の妻である私。
田舎町で育った平凡な自分では逃げる勇気もなく日々は過ぎてゆく。
だがうんざりしていた日々も、義妹の死であっけなく終わった。
義妹の葬儀の日、義両親に呼ばれて家へ行った私は意識を失う。
そして目が覚めてみると蔵に閉じ込められていて、自分の葬儀が行われていた……。
死んだのは誰?
誰が私を死者と入れ替えたのか? 私を取り戻すことはできるのか?
逃れられない運命と恐怖が私を蝕んでいく。
















